スポーツメンタルコーチングを一言でいうと
スポーツメンタルコーチングとは対話により、アスリートが目指す目標の達成はもとより、「結果に相応しいメンタル」になれるようサポートすることです。
人は目指す目標やなりたい姿に向かって進んでいますが、実は自身が無意識に心理的なブレーキを掛けていることが多いです。
そのことにアスリート自身が気付いてもらい、心理的なブレーキを取り除くことで、「自分に自信が持てる」、「心から競技や人生を楽しめる」など、アスリート自身が驚くほど楽に結果が出せるようになります。
私のコーチングでは、特に色々な物事や人、困難や課題について、それらとの”出会いを楽しめるメンタル”を持って取り組んでもらえるようになっていただいています。人生では楽しいことや、もちろん辛いことも沢山あると思います。もし、それらすべてを楽しめるようになればいかがでしょうか?
以下ではスポーツメンタルコーチングを詳しくご説明していきます。
目次
1.アスリートのメンタルの悩みはどうすればいい?
2.メンタルコーチングとは?
3.人は「思い込み」に左右されている
4.スポーツメンタルコーチングで具体的にやること
5.スポーツメンタルコーチングはどんな人におススメか?
6.スポーツメンタルコーチ江口康博の想い
7.体験コーチング&お問い合わせ
1.アスリートのメンタルの悩みはどうすればいい?

「大会や練習に向けてモチベーションが上がらない」
「頑張っているけど思うように結果が出ない」
「試合など本場で力が出せない」
「競技が楽しくない」
日本のスポーツの世界では、競技に向けたフィジカルやメディカル、栄養面などをサポートするコーチやトレーナーはいますが、メンタル面をメインにサポートをする指導者はほぼいません。しかし、アスリートのみなさんのなかには上記のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。そういった方が競技に全力で取り組み、そして競技だけではなく人生を楽しめるようサポートするのが”スポーツメンタルコーチ”です。
2.メンタルコーチングとは?
まず、メンタルコーチングとはどんなことをするのか?コーチとの対話により目標達成の支援だけではなく、目標に向かうジャマをしている無意識レベルの”心の足かせ”を取り除いていけるよう導いていきます。
スポーツの現場では、コーチがアスリートに教えることもあるのでよく混同されますが、本来コーチは「教える人」ではなく「導く人」となります。「教える人」は「teaching」(ティーチィング)です。教えることと導くことは全くアプローチが異なってきます。メンタルコーチングは対話により、アスリート自身が「気付き」を持てるようサポートします。
3.人は「思い込み」に左右されている
●1マイル走の事例
陸上競技で「1マイル走」というカテゴリーがありました(1マイルは約1.6kmです)
1923年、フィンランドのパーヴォ・ヌルミ選手が、1マイル4分10秒3という世界新記録をマークしました。当時、この記録を破ることはもう不可能だと言われており、それから22年記録を破る選手は現れませんでした。
1954年5月6日、陸上選手のロジャー・バニスター氏は、3分59秒04という記録で前人未踏の偉業を成し遂げました。1マイルを4分以内で走りきるということは当時、デイリー・テレグラフ誌によると「スポーツ最高のゴール」で「エベレスト登頂に匹敵する難しいもの」。バニスター氏も、そのような記録は達成不可能で、それに挑戦することは健康に害を及ぼすと、生理学者などに言われていたのです。
驚くべきはその後です。その翌月、オーストラリアのジョン・ランディ氏は3分57分09を記録すると、約3年間で15人のランナーたちが3分台のタイムを残しました。バニスター氏の記録は、陸上ランナーの、そして人間の可能性を大きく拡げたのです!
22年間も記録が破られなかったことについて、このように私たちは「そんなことは無理」と無意識に心理的な限界を作り上げて、肉体的な限界にも制限を掛けてしまっていたのです。
それを1人の選手が成し遂げたことで、他の選手も心理的な限界(思い込み)が外れて「自分もできる」と追従して4分以内という記録を達成していきました。
●日本スポーツ界でも
代表的な例として、メジャーリーグで活躍した野茂英雄選手やイチロー選手、海外サッカーリーグで活躍した中田英寿選手や中村俊輔選手、小野伸二選手など選考事例が多く生まれることによって、今では多くの選手が追従し、海外で活躍するようになりました。
●「メンタルが弱い」も思い込み
「メンタルが弱い」「本番に弱い」など自身で思っていること、これも思い込みです。「メンタルは強くなくてはならない」「根性がないといけない」なども思い込みになります。大事なことは思い込んでいる自分に気付き、「心のブレーキ」を緩めること、自分の可能性に自身で制限を掛けていることに気付くと、もっと楽に結果を残すことできます。
4.スポーツメンタルコーチングで具体的にやること
スポーツメンタルコーチとのセッションでは、まずは目指す目標を設定します。内容はより具体的に、アスリート自身がワクワクできるような目標にします。
同時に、自身が目指す姿である「結果に相応しいメンタル」(理想とするメンタル)も設定します。これらをアスリートとスポーツメンタルコーチが一緒に解決していきます。
そして、対話をしていくなかで、目標達成の妨げになっているアスリート自身が持っている心の足枷(ブレーキ)となっている思い込みのフタを取り除いていきます。多くの方が目標に向けて努力して頑張っていると思います。ただ、実際は全力で進みながら、自身で無意識に心理的な限界を作っていて、肉体的な潜在能力にも制限をかけてしまっている方がいます。車に例えるなら、アクセルを踏んでいるのに、同時にブレーキを掛けている状態です。これではうまく前に進めません。(下記の図を参照)

この心の足枷(ブレーキ)は、その人の心のより深い部分にあるセルフイメージ、ビリーフなど信念レベルにあります。起こった出来事に対してその捉え方、認知を変えることで、その思い込みに気付いてもらいます。
その結果、「自分に自信が持てる」、「心から競技や人生を楽しめる」など、アスリート自身が驚くほど楽に結果が出せるようになります。
アスリート自身は頭ではわかっていても、なかなか行動に移せない、、、そんな方に無意識レベルの変容を促すスポーツメンタルコーチが効果的と言われています。アスリート一人ひとりに寄り添ったスポーツメンタルコーチングを行っていきます。
5.スポーツメンタルコーチングはどんな人におススメか?
・「目標や目指すところがはっきりしない」
・「試合や本番でパフォーマンスが発揮できない」
・「競技のモチベーションが上がらない」
・「練習や生活にイライラする」
・「競技を楽しめない」
・「努力しても結果が出ない」
などのお悩みを抱えている方におススメです!
※どのような競技でも対象です。
コーチングを受けてもらった選手にはこんなメリットがあります。
・「明るくなり、前向きに競技に取り組めるようになった」
・「やらなければならない、ではなく、自分で楽しんで創意工夫できるようになった」
・「あたらめて競技が好きだ、やりたい思う自分に気付いた」
・「競技も人生でも物事の捉え方が変わり、楽しめるようになった」
など、本当の自分を知り、
6.スポーツメンタルコーチ江口康博の想い
私のコーチングでは、上記のようなスポーツメンタルコーチングをベースに選手と一緒になって進めていきます。
学生時代にあまりスポーツをやってこなかった私だからこそ、アスリート自身が今まで当たり前だと思っていた思い込みに、気付いていただくことが本当に多くあります。
また、競技はもちろん、選手の人生自体を豊かに、楽しんでもらえるように心がけてサポートしています。
私のこれまでの採用の経験も活かして、本当に自分がやりたいことに気付いたり、明確になっていただいています。
一番大切なことは、ぜひ競技や人生において、多くの物事や人、困難や課題などに遭遇しますが、そういったこととの”出会いを楽しめる”ようになっていただくことです。
これまで私自身が様々な仕事を経験、多くの人と出会ってきました。もちろん、すべてがうまくいったわけではなく、失敗も多く、「あのときもっと真剣に取り組めたり、人と関係を築けたていたら」と思うこともあります。一方で、自分なりに「大変だけどこの仕事やってて楽しい、この人と会えて良かった」と思ってやったことは、なぜか達成感が大きいものでした。
あなたも今も多くの人や経験、環境、課題に出会っていると思います。それらの出会いの機会は偶然ですが、とても貴重で、そしてあなたしか体験できない出会いです。ぜひその出会いを楽しんでいただきたいです。
7.体験コーチング&お問い合わせ
スポーツメンタルコーチに少しでも興味のある方は体験コーチングをおススメします。
ただ、いきなりコーチング契約はハードルが高いと思いますので、まずは体験コーチングで効果やコーチと話してみて、判断していただければと思います。
また、その他、お問い合わせなどがありましたら下記よりお気軽にご質問ください。
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