その短所、本当に“弱さ”ですか?

こんにちは。スポーツメンタルコーチの江口康博です。

「自分はメンタルが弱いんです」

アスリートと話していると本当によく聞く言葉です。

ほかにも、

「試合中でも気にしすぎる性格で…」
「慎重すぎて攻めきれないんです…」
「緊張しやすいからダメなんです…」

と、ネガティブに話されることも多いです。

さて、ここで一つ聞いてもいいですか?

本当にそれって「短所」なんでしょうか?!

その特徴、捉え方を変えたらどうなる?

たとえば、
「気にしすぎる」

これを言い換えたらいかがでしょう。

・細かい変化に気づける
・準備を丁寧にできる
・相手の動きをよく見ている

どうでしょうか?

むしろ、武器じゃないですか?


「慎重すぎる」

・リスクを読める
・無駄な失点を減らせる
・冷静な状況判断ができる

これも立派な強みです。


「緊張しやすい」

これは本当によく言われます。
でも、緊張するということは、
本気で向き合っている証拠。
どうでもいい試合で、緊張しますか?

しませんよね?

その他にも、
緊張するときって、
気持ちが昂(たかぶ)ってドキドキ、フワフワして落ち着かない、
これって、ワクワクしているときと同じじゃないですか?

本当は試合や本番を楽しんでいるのかもしれませんね。


これを心理学では「リフレーミング」といって、
物事を捉え方を変えていく方法です。

実は、活躍するトップアスリートは、このリフレーミングを使って、
極限の状況やプレッシャーのなかで高いパフォーマンスを発揮しています。

多くの選手がやっていること

若いアスリートほど、
「ないもの探し」をしています。

・もっと自信があれば…
・もっと強気なら…
・もっとメンタルが強ければ…

本当に必要なのは「足りないもの」でしょうか。

それよりも、
いまのあなたが持っているものを、
ちゃんと見つめたことがありますか?

いま持っているものを、ちゃんと数えてみませんか?

・これまで積み重ねた練習時間(努力と継続力)
・負けて悔しくて、でもあきらめずに競技を続けてきた日々(意志・想いの強さ)
・うまくいかない中で、「どうしたら?」と考え続けてきた時間(思考力)
・誰よりもこだわって、取り組んできたこと(徹底力)

これまでにたくさんやってきた、頑張ってきた自分がいると思います。

それらを当たり前に思っていませんか?


でも、冷静に考えてください。
それだけでも、十分すごいことではないでしょうか?

プロアスリートや周りの選手を見ると、
すごいところばかりが見えて、
「自分にはそんな強みがない・・・」
と思ってしまいがちです。

実は、あなた自身にもそんな強みがあります。
自身が気付いていないだけで、
他人から見ればあなたにもすごいと思われている強みがあります。
弱さと思っているところが強みだったりするのです。

それは抜群に突出したものばかりでなくてもいい。

ちゃんと自分が持っているものを、
見つめて、数えて、認めてみましょう!

短所って何だろう?

私はこう思っています。

短所とは、
「長所というカードの裏側にあるヒント」

「慎重さ」は、守備では武器になる。
「気にしやすさ」は、分析では武器になる。
「完璧主義」は、成長のエネルギーになる。

どんな特性にも、裏と表があります。

問題は「消すこと」や「直すこと」ではなく、

どう捉えて、その「個性」を使っていくかだと思います。

個性を消さなくていい

強い選手を見ていると、
全員が同じ性格、同じ能力だと思いますか?

もちろん違いますよね。

攻め続けるタイプもいれば、
静かに試合を組み立てるタイプもいる。

感情を出す選手もいれば、
淡々と戦う選手もいる。

スピードが持ち味の選手もいれば、
パワーで圧倒する選手もいる。

どれが正解ですか?

正解はありません。

あるのは、
自分を理解しているかどうか。

それだけです。


サッカー選手でバロンドールを8回も獲った
リオネル・メッシ選手の例です。

少年時代、メッシは成長ホルモン分泌不全で低身長でした。
小柄であることは一般的にコンタクトスポーツでは不利とされています。

しかし結果的に、

低重心による急ターン、急加速、急停止が可能に
重心移動の速さで巨漢のDFにない俊敏性
細かいタッチと正確さ

が圧倒的な武器に。

「身体が小さい」を短所にして終わるのではなく、
独自のドリブルスタイルを生み出して
唯一無二の強みにしました。

ちょっとだけ宿題してみましょう!

今日、ぜひやってみてください。

① 自分の短所を3つ書く
② それが活きる場面を書いてみる

きっと気づきます。

「あれ?これ、悪くないかも。」

って思うはずです。

最後に

あなたは、
自分が思っているよりずっとたくさんの強みを持っています。

短所と思い込んで悩んで、
足りないものを探す前に、
いま持っているものを見つめ直してみてください。

そしてもう一度、声に出してみましょう。

「本当にこれって短所なんかな?」

もしかしたらそれは、
あなたがまだ使いこなせていない“武器”かもしれません。


最後までお読みいただきありがとうございました。

◆体験メンタルコーチングのご案内
競技で目標を達成したいけれど、うまくいかずに悩んでいる方は、
メンタルを変えれば驚くほど結果が出ます。
そんな方には体験コーチングをお勧めしています。
お気軽にご相談ください。