
こんにちは。スポーツメンタルコーチの江口です。
突然ですが、「笑顔」にまつわることわざや名言は多くありますよね。
「笑って損した者なし」
「笑う門には福来る」
「何を笑うかで人間がわかる。なんでも笑えば人間は変わる」(斎藤茂太・精神科医)
「楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ」(ウィリアム・ジェームズ・心理学者)
「平和は微笑みから始まる」(マザー・テレサ)
それは笑顔がわれわれ人間にとってメリットがあると認識されてきた証です。
笑顔は幸せになるための入り口なのかもしれません。
笑顔は実はスポーツにも良い影響があると言われています!
「本当?」と思うかもしれませんが、みなさんも心当たりがあるのではないでしょうか。
「笑顔」は日常生活のなかで、すぐに実践でき、競技や人生においてさまざまなメリットをがもらたらします。
今回はそんな「笑顔のチカラ」についてご紹介します。
笑顔がもらたす効果について
ご自身が笑顔なら鏡を見てください。
もし、笑顔じゃないようでしたら、周囲でいつも笑顔の人を思い出してみてください。
笑顔の自分もしくは周りの人を見ると、いつも楽しそうにポジティブに過ごしていたり、幸せそうにしていませんか?
また、不思議なことに、笑顔の人がいる場所の雰囲気も、周囲の人も楽しそうな雰囲気になっているのではないでしょうか。
もし、笑顔でないときと同じことをやっていたとしても、笑顔のときの方が楽しいと思います。
科学的にも、笑顔はこんな効果を心身にもたらすと言われています。
・身体の免疫力がアップする
・ストレス解消やリラックス
・ポジティブな気持ちになる
・コミュニケーションがスムーズにいく
・脳の働きが良くなる
・スポーツのパフォーマンスが上がる 等
びっくりするほどメリットがありますね。
そこで「幸せだから笑顔なんじゃないか」というご指摘もあるかもしれません。
実は、おもしろいことに「笑顔の表情」をつくるだけでも効果があるのです!
面白いから、楽しいから笑うというだけではなく、笑顔のときの表情筋が脳に伝わり、楽しいと認識させているのですね。
しかも、笑顔はまわりにどんどん感染して良い影響を与えていきます。
騙されたと思って笑顔をつくってみましょう!
笑顔のチカラを実践しているアスリート
著名なアスリートのなかにも笑顔が印象的な方がたくさんいます。
・錦織圭選手(テニス)
・渋野日向子選手(ゴルフ)
・岡崎慎司選手(サッカー)
・LS北見の選手のみなさん(カーリング女子日本代表)
・岡崎朋美選手(スピードスケート)
等々
リラックスのため、チームワークを良くするため、相手にプレッシャーを与えるため、など色々な狙いはあると思っています。
ただ、みなさん無理に笑うというわけではなく、実に自然に笑顔になっていらっしゃる印象がありますね。
そして、結果を出していることはもちろん、周囲も明るくなり、人気がある方が多いイメージがあります。素敵ですね!
前回のコラムでもご紹介しましたが、私も笑顔のチカラを意図せず使っていました。
趣味でやっているトレイルランニングのレースでは、何十キロも走っていると、本当にキツくて「もうやめたい」と思うこともあります。
そんなときは決まってしんどい顔をしています。
それが、応援してくれる人や、大会運営ボランティアの方に会って話すときは「頑張ります!」とか「まだ余裕です!」「ありがとうございます!」など笑顔で返すようにしています。
笑顔で話していると本当に不思議で、つらいけどまだ全然走れるんですよね。いつもレースでは笑顔を意識しています。
いま思い出すとトレイルランニングをやっている方は笑顔の方が多いかもしれません(笑)
笑顔の実践はとても簡単
あなたが「最近うまくいかないな」と思っているなら、日常に笑顔を取り入れてみませんか?
すぐに実践でき、ご自身のメンタル、スポーツのパフォーマンス、人間関係の向上などメリットが多い万能薬みたいな方法です。
毎朝、鏡の前で自分の笑顔を30秒間見るだけでも効果がありますので、できることからスタートするのもいいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。