スポーツの大会や試合で、
「練習では全力を出せるのに、試合だと緊張して実力を発揮できない」
「大会になると、負けたらどうしよう、と気持ちが弱くなったり不安になる」
「緊張しすぎて余裕がなくなってしまう」
こんな風に思うことってありますよね。
そもそも、あなたは緊張を”悪いこと”と捉えていませんか?もし、違った見方ができたらいかがでしょうか?
今日はこの「緊張」をメリットにできる3つの考え方をご紹介します。
この記事を読めば、試合でも楽しく全力を出せるようになります。
1.負けることが怖いのは、準備万端だから
「絶対に負けたくない」
「失敗したらどうしよう」
「あれだけ練習したのに負けたくない」
などと思って緊張してしまうことありますよね。
ではなぜそう思うのでしょうか。
おそらくみなさんは
「それは負けるのが嫌だから(または勝ちたいから)に決まっているじゃないか」
と答えると思います。
それはその通りだと思います。
では次に、本番に向けて今までやってきたことを振り返ってみましょう。
おそらく多くの方は、負けたくないからしっかりと準備や作戦を立てる、練習などされています。
その中で身に付けた技術や知識、体力やメンタル、チームワークなど、あなた自身が成長できたことがたくさんあったと思います。
その積み重ねたものを一つひとつ思い出してみるといかがでしょうか?
しっかり準備しているんじゃないですか?
では、次にこう考えてみましょう。
「これだけしっかり準備してきたから勝てるはずだ」
そう、結果を出すことに向けた準備は万端です!
あとは試合や大会ですべて出し切りましょう!
2.余裕がないのは、集中力MAXだから
「試合や大会前にピリピリしてして余裕がなくなってしまう」
「視野が狭くなってしまう」
「仲間にきつくあたってしまう」
こんなこと、ありますよね。
では、そんなときあなたの身体では何が起こっているのでしょうか。
集中力が高いときは脳は下記のような状態になると言われています。
・パフォーマンスが高くなる
・想像力や生産性の向上
・知識の定着率が高くなる。
など、主にパフォーマンスが高くなります。
その他にも、こんな状態になっています。
・脳は不要な脳活動が停止し、必要な回路だけが効率的に活動している
・周囲を気にすることがなくなる
実は適度な緊張はパフォーマンスの向上につながります。
これを「ゾーン」と呼んでいます。
(「ゾーン」の詳細については別のコラムで紹介させていただきますね)
あなたが「緊張」と思っている状態を、「集中できている状態」と捉えることができたらいかがでしょうか?
一気に見える世界が違ってくると思います。
もし、周囲やチームメイトへの対応が気になるなら、事前に
「試合前になると集中し過ぎてしまって、きつい言葉を言ってしまうかもしれけど、ごめん」
と伝えておけば、その方もわかってくれると思います。
3.ドキドキするのは、臨戦体勢に入っているから
私たちは緊張すると身体に変化があります。
心臓がドキドキして心拍数が上昇する、視野が狭まる、汗が出る、手足が震える・・・など。
これらの身体的変化を悪いものとして捉えていませんか?
実は緊張しているときと興奮やワクワクしているときは同じような身体の変化があります。
大事な試合に臨むとき、楽しみにしていたイベントに参加するとき、大好きな人に会うときなどと変化は一緒です。
そんなとき私たちの身体は「これからやるぞ!」と臨戦態勢に入ります。
・心拍数を上げて身体能力を高めようとします。
・手足の筋肉をいつでも動けるように準備します。
・汗を出して身体が熱くなり過ぎないよう調整します。
(漫画『ONE PIECE』の主人公、モンキー・D・ルフィの技”ギア2”みたいなイメージです笑)
こんな風に本番に向けて身体を最適化してくれているのです。
まとめ
緊張とは私たちが決めつけている主観です。
うまくいく人、いかない人がいます。すべては物事は捉え方の差が違いを生んでいます。
なんでも自分の都合の良い方に捉えればいいのです。
この緊張状態を悪いものではなく、「準備万端、集中力MAX、臨戦態勢の証拠」などと捉えられたらいかがでしょうか?
今回は緊張の捉え方についてご紹介しました。
これで試合や大会で実力が発揮できるようになりますね。
ぜひ大事な本番前に緊張してしまうときに読んでいただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。