
こんにちは。スポーツメンタルコーチの江口康博です。
就職活動と競技との両立について、3年生の冬になると大学生アスリートも就活を意識し始める時期です
私も就活について相談を受けることがあります。
本気で競技に取り組み、チームのために汗を流している。
そんなあなたなら、もう気づいていると思います。
「就活と競技、どっちも大事」
どっちも中途半端になったらどうしよう
チームに迷惑かけたくない
就職を失敗したら未来が不安
本当は競技に集中したい
その気持ち、すごく自然です。
だって、あなたはどちらにも“本気”だから。
焦りや不安が出てくるのは、
それだけ前に進みたい証拠なんです。
ただ、周りの友人が就活で忙しかったり、内定を持っていたりすると焦りが生まれてしまうこともあるでしょう。
まず、3年生の冬は焦る時期ではありません。3月以降が本格スタートになります。
まだ何も遅れてはいません。
逆に今のうちから、
「動き出す前の準備」をしておくことが大切で、両立をスムーズに進めることができます。
準備を整えておくことで、開始したときの行動は加速します。
私は就活においては「動き出す前の準備」さえできていれば就活の90%は完了できている、とすら思っています。
このコラムでは、大学生アスリートが就活と競技を両立するための準備段階のポイントをまとめました。
あなたの不安を、少しだけ軽くするために。
ぜひ一緒に整理していきましょう。
まず整理したいのは「競技への向き合い方」
就活を始める前に、最初に考えるべきなのは、
自分は競技とどう向き合っていきたいか?
これが決まっていると、就活期間でも迷いが激減します。
たとえば次の3つを言語化できるとOK。
・競技のゴール ⇒ いつ・何を目指す?
・ピークの時期 ⇒ 大会やリーグ戦などの山場
・その期間の就活どうするか? ⇒ 控える/最低限にする/並行
ここで大事なのは
「優先順位」ではなく“優先するタイミング”を決めること。
例えば、
シーズン中は競技に全振り、オフ期に就活を一気に進める。
これだけでも焦ったり、自分を責める日が減ります。
「できない時期に頑張ろうとして苦しくなる」
そんな未来を防ぐための準備です。
アスリートだからこそ生まれる“就活の強み”
体育会系は就活で有利と言われますが、それは「根性がある」からだけではありません。
あなたは日常的に社会人が必要とするスキルを発揮しています。
たとえば…
・競技への熱意や想い 自主性・積極性
・役割に徹し、仲間を支える 協調性、組織理解力
・個の力をチームの勝利へつなげる貢献意識、成果への責任感
・目標達成に向けて毎日積み重ねる練習 継続力、自己管理能力
・試合中(大会期間中)でも修正して対応していけるPDCA・改善力
・部長などの役職、上級生として後輩を引っ張るリーダーシップ
ただ、それを「言葉にできるかどうか」が分かれ道です。
まずは短く書き出してみましょう!
・どんな役割?
・何が得意?
・続けてこられた理由は?(=価値観)
それがそのままES・面接で効く“あなたの武器”になります。
あなたがどんな価値観を一番大切にしているか
就職活動の準備で最も大事なことはなにか?
「あなたが大切にしている価値観」です。
あなたが何を大切にしているか、楽しんでいるか、やりがいに思っているか、
大切な価値観をはっきりさせることができれば、
その価値観に合っている、または自身の価値観に沿ったことが実現できる業界、業種、企業を探します。
ここができていれば、ブレずに納得のいく就活ができます。
例えば、
水泳の競技を通じて
価値観 ⇒ コツコツ継続する力で結果が出ること、成長できることがやりがい
どんな仕事? ⇒ 分析・改善ができる、改善文化が強い企業、積み上げて成長できる、仕事
職種/会社例 ⇒ コンサル/マーケティング、製造業、ITエンジニア等
このように自己分析で価値観がしっかり把握できていると、
自身の考えもブレずに一本芯が通った就活になります。
そうすると、エントリーシートや面接でも常に一貫した考えを表現していくことができます。
じゃあ、どうやって価値観を見つければいいのか?
過去に競技の経験で自身がやってきたことを詳しく思い出してください。
(中学高校の部活、アルバイト、習い事、その他の活動経験でもOK)
①その活動の中でどんなことをやってきたのか?(思いつく限り)
②なぜそれをやったのか?
③なにが大変だったか?
④どんな工夫、努力をしたか?
⑤結果はどうだったか?
⑥終わったとき自分はどう思ったか?
⑦どんなことが楽しかったか?(または何がやりがいだったか?)
ポイントは①のやってきたことは、どんな小さなことでもたくさん思い出すこと!
練習の工夫、試合に向けた分析、部長としてコミュニケーション、なんでもいいいです。
自分では「すごくない」と思っているようなことでも、一つずつ上記の通りに振り返ってみてください。
必ず自分の価値観、そして強みも見つかります。
そして、競技だけではなく、アルバイトなど他のいくつかの経験でも振り返ってみてください。
すると、どの経験からも共通している価値観が見つかると思います。
それがあなたの価値観です。
価値観がわかれば、あとは業界や業種、企業を絞って説明会、イベントに参加して企業の話を聞いていく行動だけに集中できます。
両立できるスケジュールは“季節ごと”に作る
競技は期間で忙しさが変わります。
その特性を活かさないのはもったいない。
たとえば
シーズン中は競技を最優先にして、就活はESや情報収集だけ
オフ期や通常は面接、イベントに参加するなど就活を優先
大会前は競技に全振りして、就活はブロック(ストップ)する。
大事なことは「忙しくない時期」に未来に向けた余裕を作ることです。
「両方を完ぺきにやらないと・・・」と焦っていると、どちらにも集中できません。
あらかじめスケジュールを立てて、パワーをかけるリソースを調整することがポイントです。
動じないメンタル設計の3つの基本
準備段階で自分を守るために次のことを決めておくと楽です。
① 比較しない仕組みをつくる
SNSは焦りを煽りがちです。
基準は他人ではなく「昨日の自分」にすること。
(今日はESを1つ出せた、説明会に参加して参考になる話が聞けた、など)
② 切り替えスイッチを持つ
練習帰りの音楽
カフェに移動してES
5分瞑想
など、切り替えられるもの、場所など何でもOK。
③ 相談できる相手をひとり確保
先輩、コーチ、キャリアセンター、外部のコーチングなど相談できる相手をつくっておきましょう。
孤独になると不安は最大化します。
味方を持っておくこと。それだけでOK。
まとめ
あなたはすでに二つの舞台に挑戦しています。
それだけで大変すごいことです。
就活も、競技も、あなたにとって大事なこと。
だからこそ、簡単ではない。
だからこそ、一生懸命やりたい。
もし疲れたら、思い出してみてください。
どちらも長期戦になってきますので、
目標を達成するまで”継続”できること
が大事です。
努力することは大切ですが、
あなたは一人で戦う必要はありません。
自分で自分ができたことを認めてあげながら、
そして、他人にも頼りながら
就活と競技も進めていけばいいのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
スポーツメンタルコーチ 江口康博
◆体験コーチングについて
競技で目標達成ができるメンタルを持ちたい、本番で結果が出せない、競技が楽しくない、といった悩みを抱えている方には一度体験コーチングを受けていただくことをおススメしています。
抱えているモヤモヤを取り除き、メンタルの変化で驚くほど結果が出ると思います。
また、競技のメンタルコーチングだけではなく、就職活動のコーチングも可能です。
興味を持っていただいた方は、お問い合わせも可能ですので、下記のフォームから気になることはお気軽に聞いてください。
